温泉療法とは
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温泉中に溶け込んでいる化学成分が、皮膚を通して体内に入り込んだり、皮膚表面に付着する。
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徐々に皮下組織に変化を起こし、全身的な防衛反応を引き起こす。
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物理的因子
温熱作用 血流が良くなり痛みが軽減されたり、新陳代謝が活発になる。
浮力作用 筋肉や関節への負荷が軽減される。
静水圧作用 水圧が身体を締め付け血行を促進することで、むくみ解消などの効果がある。
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生活環境の変化
気持ちがリラックスし、自律神経に作用するホルモンの分泌が活発になる。
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睡眠障害などのストレスによる症状にも効果がある。
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病気に対する抵抗力が高まり
生活活動を整調化することによって
治療効果が期待できる。
温泉療法の進め方
- □最初の数日は、入浴回数を1日1回程度とし、その後は1日2~3回までとしてください。
- □温泉療法の期間は、おおむね2~3週間が適当です。
- □温泉療法開始後、おおむね3日~1週間前後に湯あたりが現れることがありますので、症状が回復するまでの期間は入浴回数を減らすか、または入浴を中止してください。
- □入浴時間は温度により異なりますが、始めは3分~10分程度にしましょう。
- □入浴中はゆったりとお風呂を楽しみながら、安静を保ってください。
- □入浴後は身体に付着した温泉成分を水で流さずに軽くふき取る程度とすることにより、温泉の効能を十分に得ることができます。
- □入浴後は湯冷めに注意し、一定時間は安静を保ってください。
- □急に熱いお風呂につかるとめまい等を起こすことがありますのでご注意ください。
- □食事の直前・直後の入浴は避けてください。
- □飲食しての入浴は危険ですので、特に避けてください。
入浴方法
ご入浴の際の注意事項
- □お風呂に入る前に身体をきれいに洗いましょう。
- □大声で叫ぶなど周囲のお客様に迷惑をかけないようにしましょう。
- □お風呂の中に飛び込んだりせずゆっくり入りましょう。
- □タオルはお風呂の中に入れないようにしましょう。
- □シャンプーや石けん等はよく洗い流しましょう。
- □床は滑りやすいので走らないようにしましょう。
- □洗い場での髪染め・洗濯はご遠慮願います。
- □泥酔状態でのご入浴は大変危険ですのでお止めくださいますようお願いいたします。